11月8日、大阪地方裁判所において、大阪訴訟第1回口頭弁論期日が開催されました。
たくさんの報道陣に囲まれて、原告、弁護士及び支援者の方が法廷に入って行きました。
法廷は202号大法廷です。傍聴希望者多数のため、傍聴券は抽選となりました。
原告席、被告席そして傍聴席全て満席の状態で開廷されました。
原告の訴状陳述及び被告の答弁書陳述の後、原告本人(被害者本人)による意見陳述が行われました。
原告の意見陳述は、冷静でかつ力強く、本人の心の叫びといえる内容でした。
原告らはもちろんのこと、裁判官もしっかりと原告の顔を見つめて聴いていました。
原告の意見陳述の後は、原告弁護団による訴状の内容についてのパワーポイントによる説明が行われました。
民事裁判でパワーポイントを利用するのは異例のことですが、関心を持って参加されている傍聴席の方にも分かりやすいように、原告側が裁判所に申し入れて実現しました。
パワーポイントによる説明では、本件薬害の被害の深刻さ、本件ワクチンの効果が極めて限定的であること、本件ワクチンの危険性が重大であること、本件ワクチンの承認などの経緯が杜撰であったことなどを分かりやすく解説しました。
閉廷後は、進行協議と記者会見が行われ、原告、弁護士、支援者による報告集会が開催されました。
報告集会では、傍聴券の抽選に外れた方のための期日内容の報告や原告同士の交流などが行われ、今後の裁判も全力で戦っていく決意を再確認しました。
口頭弁論終了後は、報告集会を行いました。
大阪の次回期日は2月14日です。
■HPVワクチン薬害大阪訴訟第2回口頭弁論期日
日時:2017年2月14日午後2時開廷
場所:大阪地方裁判所2階大法廷