平成25年4月20日(土)、いたみホールで「遺言の日」の記念行事があり、講師としてお声が掛かったので講演してきました。
「遺言の日」というのは、日弁連(日本弁護士連合会)が遺言の作成を広めるために始めた記念行事です。一応正式な「遺言の日」は4月15日です。「4(ゆ)1(い)5(ごん)」という説と「4(よい)15(いごん)」(遺言のことを「いごん」とも読みます)という説が拮抗しています。
近畿弁護士会連合会が1998年から記念行事を開催したことが始まりで、日弁連が活動を広げ、全国各地の弁護士会で記念講演や無料相談会が開催されます。
兵庫県弁護士会伊丹支部では、都合により、本年は4月20日の開催となりました。
講演では、本行事が遺言の作成を推奨することが一つの大きな目的であるので、「どうして遺言が必要なのか」「遺言を作成するメリットは何か」に焦点を置いて、遺言を作成したことのない人が作成したいと思えるような内容を意識して話しました。
また、「これだけのルールさえ守ればすぐにでも作成できますよ」という点についても、なるべく分かり易く話すことを心がけました。
講演を聴きに来られている方のうち、何人かは、ときどき大きくうなずいてくれていたので、「それなりに伝わっているかな」という感触はあったのですが、講演終了後、弁護士会伊丹支部の支部長さんより「分かり易かったですね」と言って頂いて、ホッとしました。
私の講演の後、伊丹支部長の講演があり、その後、相談希望者に対して弁護士による無料相談会が行われました。
結構多くの方が相談まで残られていました。
今回は、講演の内容の詳細は省略しますが、上にも書いたように遺言はそれほど大変なものではありません(もちろん、財産関係が複雑ですと大変な場合もありますが)。
みなさんも、遺言というものを余り大げさに考えないで、一度、検討されてみてはいかがでしょうか?