相談内容

相談者の父親が死亡したが、遺産としては自宅不動産と僅かな預貯金しか残っていない。
１０年前より相談者の弟が被相続人の面倒を見ており金銭の管理もしていたのだが、
もっと多額の金銭が残っているはずである。

受任後の経緯

被相続人の金融機関の口座の取引履歴を入手し、弟に対して使途不明金について問い合わせたが、
弟からは明確な返答を得ることができなかった。
そこで、遺産分割調停を申し立てた。
調停において、改めて弟に対して金銭の使途を問いただしたところ、弟より複数の資料が提出され、
詳しい説明が行われた。
資料と説明の結果、使途不明金は存在しないと納得できたため、
残存する遺産のみを適切に分割する内容で調停を成立させた。