相談内容

相談者は被相続人の妻（後妻）と子（被相続人と後妻との間に生まれた子）であったが、
被相続人には離婚した前妻との間に生まれた子がいた（法定相続人）。
被相続人の遺産は自宅不動産のみであるが、当該不動産は被相続人が再婚した後に住宅ローンを組んで購入したものであり、当該住宅ローンは被相続人が生前に完済していた。

受任後の経緯

前妻の子に対して、
被相続人の自宅不動産は被相続人が再婚した後に新しい家族が生活した場所であり思い出が詰まっていること、
住宅ローンの返済についても再婚後の被相続人の収入で全て完済したのであるから、
自宅不動産は再婚後の家族こそが取得すべきであるとの旨の手紙を作成して送付し、
相続分を無償で譲渡していただきたいとお願いした。
その結果、相続分を譲渡する書類に署名押印していただき、早期に解決することができた。