平成28年3月3日、兵庫県弁護士会人権擁護会が主催する和歌山刑務所見学会に参加しました。
和歌山刑務所は女子刑務所です。また、F級と呼ばれる女子外国人受刑者も収容しています。
敷地面積は36,820㎡と、街中にあるにしては相当広いです。
見学は弁護士9名で参加しました。
最初に所長より施設の概要説明があり、その後、施設内を見学しました。
男子刑務所に比べて塀が低く、壁の色使いなども柔らかい印象を受けました。
施設では、刑務作業、職業訓練、一般改善指導、特別改善指導、教科指導等が行われています。
刑務作業の特色としては、洋裁等に力を入れているようです。
また、職業訓練としては、介護福祉科、美容科、販売サービス科、ビジネススキル科があり、女子受刑者の社会復帰を意識した内容になっています。
和歌山刑務所で特徴的なのは、敷地内に「白百合美容室」という美容院があることです。
ここでは、職業訓練の一環として美容師資格のある女子受刑者が一般のお客さんの髪を切っています。カットは1200円です。パーマもあります。常連のお客さんが多いらしいです。
最後に受刑者が作った製品の展示即売所に行きました。
あまり知られていませんが、受刑者の製品は品質が良く、「CAPIC」というブランドで売られています。
いい感じのペン立てがあったので購入しました。