我が国では、近年、おおむね結婚した夫婦の3組に1組が離婚しているというデータがあるようです。
なぜ、そうなってしまったのか、私には分かりませんが、価値観の多様化などが一因なのかも知れません。
さて、一口に離婚といっても、「協議離婚」、「調停離婚」、「裁判離婚」などがあります。
全体の離婚件数のうち約9割が協議離婚です。残りの約1割が家庭裁判所で調停が行われます。
調停になったもののうち約1割が裁判(訴訟)になります。
離婚する場合の問題点は多岐にわたります。
まず、離婚原因があるのか?(協議離婚の場合、夫婦が合意すれば離婚できますが、訴訟になった場合、法律上の離婚原因がなければ離婚は認められません。)
次に、子供の親権はどうなるのか?慰謝料はもらえるのか?養育費は幾らか?
自宅の名義をどうするのか?夫名義の住宅ローンはどうなるのか?
子供の学資保険はどうすればいいのか?
子供名義の預金はどうなるのか?
このように、離婚する場合、あまりにも論点が多くて、「離婚は結婚より何倍も大変」といわれるわけです。
これらの多くの論点をインターネットで質問しても、断片的な回答しか返ってきません。
離婚にまつわる諸問題を総合的に検討するためには、法律専門家にゆっくり時間をかけて聞いてもらう必要があると思います。
インターネットで得られる断片的な知識はかえって危険な場合がありますので、ご注意下さい。